カルナバワックスとは(カルナウバワックスとは)

カルナバワックスは、植物系ワックスの中では最も融点が高く、硬さやツヤの面で優れていること から、私たちの身の回りのものにたくさん使われています。

コピー機のト ナー、カーボン紙、インキ、熱転写フィルム(バーコード用)、プラスティック成型の離型剤などがあり、ツヤ出し磨き剤では車、家具、床用の各ワックス、
化粧品ではリップスティ ック、マスカラ、ファンデーションに整髪料のワックス、
食料品ではキャンディ、ガム(ガ ムベースと粒ガムのツヤ出し)、
医療品では軟膏、錠剤のツヤ出しなどがあり、幅広く利用されています

カルナバワックスは、 ブラジル北西部の一部地域に自生するヤシ科の植物の葉の表面に吹くワックス分を集めたものが原料です。

原料のグレードとしては、新芽の部分から収穫したものを1号原料、 それ以外のものを2号、3号と区分けしています。

3号については樹脂分も多く、一部の特殊なインキに添加剤として用いられていますが、
その用途はきわめて限られています。

そのため、現在、工業用として使用されている原料は1号、2号に限られています。


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