高分子の劣化の仕組み

高分子は、酸化により劣化します。

はじめに高分子のC−H結合が、太陽光や熱等で切断されて生じたラジカルと、
空気中の酸素とが結合して「過酸化物ラジカル」となります。

このラジカルが、他の高分子の水素ラジカルを引き抜いて、「高分子ラジカル」を生じるとともに、自らは過酸化物となります。
さらに、ここで生じた高分子ラジカルが、酸素と結合して新たな「過酸化物ラジカル」を生じ、同様の過程をとります。
 
この反応は自動酸化とよばれます。


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