ゴム系接着剤とは?
ゴム系接着剤は、例えば、熱膨張係数が異なる材料同士を接着するのに使います。
変形率の異なる材料が隣り合っていても、接着界面に無理な力が働かないのが利点で、
接着部の破壊を防いでくれます。
ちなみにゴム系接着剤には二つの種類があり、
「溶剤系接着剤」と「ラテックス系接着剤」とがあります。
「溶剤系接着剤」は、生ゴムと配合剤とを溶剤に溶かしたり、分散させたものです。
「ラテックス系接着剤」は、生ゴムが水に粒子状態で分散したものに、配合剤を分散させたものです。
溶剤系とラテックス系は、乾燥速度や、接着強度に差があるので、用途に応じて使い分けられています。