スチレンブタジエンスチレンブロックコポリマーとは(SBS)?

定義
 スチレンブタジエンスチレンブロックコポリマー(SBS)とは、スチレン分子鎖が集合してできる非晶相(ポリスチレンブロック)、および、ブタジエン分子鎖が集合してできる非晶相(ポリブタジエンブロック)から構成されている熱可塑性エラストマーです。

解説
 ポリスチレンブロックのガラス転移温度は、約摂氏100度であるのに対して、ポリブタジエンブロックのガラス転移温度は、約摂氏マイナス100度です。
 よって、室温では、ポリスチレンブロックが、ハードセグメントとして、架橋点の役割を果たし、 ポリブタジエンブロックは、ソフトセグメントとして、ゴム分子鎖の役割を果たします。
 さらに、摂氏100度以上の高温になると、全体の流動性があがり、成型が可能になります。


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