フォン・ヴィルブランド病とは

フォン・ヴィルブランド病とは、フォン・ヴィルブランド因子(VWF)の遺伝的欠損症である。

VWFは血管内皮で生成・放出され、血管周囲基質の一部を構成する。
VWFは、血小板を血管壁につなぐ血小板膜表面の受容体(糖蛋白Ⅰb-Ⅸ)と結合し、止血機構の血小板粘着を促進する。

フォン・ヴィルブランド病(VWD)はVWF生成の量的欠損(1型)または質的異常(2型)に起因する。
VWDは血友病Aと同じく遺伝性疾患である。
凝固のスクリーニング検査では,「正常な血小板数」、「正常なINR」、「出血時間の延長」、および「PTTの若干の延長」が認められる。

確定診断には,「全血漿VWF抗原の測定」、「VWF機能の測定」、および「血漿第Ⅷ因子濃度の測定」を行う。


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