PRTR法とは(化学物質排出把握管理促進法)

PRTR法は、正式名称は「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」です。

この法律は、有害性のある様々な化学物質の環境への排出量を把握することなどにより、化学物質を取り扱う事業者の自主的な化学物質の管理の改善を促進し、化学物質による環境の保全上の支障が生ずることを未然に防止することを目的として制定された法律です。

対象となる化学物質は、人の健康や生態系に有害なおそれがあるなどの性状を有するもので、環境中にどれくらい存在しているかによって「第一種指定化学物質」と「第二種指定化学物質」の2つに区分されています。

なお、第一種指定化学物質は、
①人の健康や生態系に悪影響を及ぼすおそれがある、
②自然の状況で化学変化を起こし容易に有害な化学物質を生成する、
③オゾン層を破壊する、
のいずれかの有害性の条件に当てはまり、かつ環境中に広く継続的に存在すると認められる物質です。


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