DOとは?(Dissolved Oxygen)

DO(Dissolved Oxygen)とは、溶存酸素量のことで、水中に溶解している酸素の量を意味します。

単位は「mg/L」です。

DOは、水質の汚濁状況を測る指標として用いられ、たとえば、酸素の溶解度は、水温の上昇につれて小さくなり、さらに、水温の上昇によって生物の活動は活発化し、呼吸や有機物の好気的分解による酸素消費速度量が増加します。

一般に、綺麗な河川では、DOは、ほぼ飽和値に達しています。しかし、水質汚濁が進んで有機物が増えると、好気的微生物のよる有機物の分解に伴って多量の酸素が消費され、水中の溶存酸素濃度が低下します。

なお、魚介類が生存するためには 3mg/L 以上、好気性微生物が活発に活動するためには 2mg/L 以上が必要で(DOが低すぎると、好気性微生物の活動を抑制してしまい、水域の浄化作用を低下させてしまいます)。


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