介護者の残業免除の条件とは?

厚生労働省は、家族の介護をしている労働者の残業を免除する制度を、企業に義務づけています。

改正育児・介護休業法に基づく省令で実施されており「介護離職ゼロ」の実現が目的となっています。

この制度は、就業規則に記載することになっています。

もしも国の指導に従わない悪質なケースでは企業名が公表されてしまいます。

制度を利用する条件は、同じ会社で週3日以上の勤務を1年以上続けている人です。

申請できる期間は1か月~1年間です。

期間はいったん申請した後も更新可能(延長可能)です。

介護される家族の状態は原則、食事や排せつに手助けが必要な「要介護2」以上となっています。

なお、対象には、パートタイマーなど非正規労働者も含まれます。

勤め先に申請すると、介護対象の家族が亡くなったり、症状が回復して介護の必要がなくなったりするまで残業が免除されます。


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