手すりの取り付けの理由書の例文
手すりの設置工事の住宅改修で介護保険の給付を申請するとき、工事が必要な理由の記載例を紹介します。
基本的には、「本人の状況」→「介護の状況」→「どう改善したいか」の流れで書きます。
例文1 【廊下への取り付け】
昨年の4月に右足の大腿骨骨折により歩行が困難な状態になりました。
また、白内障で、矯正しても両目で0.1と、視力が低下しています。
部屋から部屋への移動や、夜間のトイレへの移動などに不安やストレスを感じており、転倒の危険もあるため、現在は、移動には常に家族が付き添って介助しています。
手すりの設置により自分で移動できるようにするため、廊下へ手すりを取り付けたいと考えます。
例文2 【浴室への取り付け】
腰を痛めており、入浴動作が難しくなっています。足を上げられないため、浴槽へ入るときの跨ぐ動作ができません。
現在は、介助されて浴槽へ移動しています。
しかし、自力で入浴できるよう、浴室内の移動経路に手すりの設置をしたいと考えます。
例文3 【玄関への取り付け】
リウマチの痛みで足が不自由で、外では杖を使い歩行しています。
帰宅したときは玄関で座って靴を脱いでいますが、座るまでに体を支えるものがありません。
できるだけ家族が靴を脱がせていますが、一人で行うときは玄関で転倒しそうになることがあります。
転倒を防止するため、玄関の壁に手すりを取り付けることを希望しています。
例文4 【トイレへの取り付け】
昨年の9月に脳血管障害で半身麻痺となりました。
排泄動作のとき、トイレに座る動作と立ち上がる動作を一人ではできません。
家族が介助していますが、負担が大きく、本人の精神的負担も大きなものです。
排泄動作を一人できるよう、トイレの壁に手すりを取り付けたいと思います。
例文5 【部屋の壁への取り付け】
ひざ関節の変形により歩行が困難となりました。 現在は、室内の移動に家族のサポートが必要です。
しかし、ひとりで移動せざるを得ないときもあり、その際は家具につかまりながら移動しています。
室内での移動経路を確保するために、壁に手すりを取り付けたいと考えます。