世界各地で新型コロナのPCR検査が簡単に行えるようになる話

今回は、とある業者さんを通じて知った話です。

今月以降、世界各地で新型コロナのPCR検査が(いまよりは)簡単に行えるようになるかも、という話のご紹介です。

新型コロナは、報道などで、みなさんもご存知のとおりPCR検査をするわけですが、実施できる施設や人が限られていることが問題となっています。

ところが、最近、米国に本社を置くベックマンコールターが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診断用の遺伝子検査試薬を開発したことが話題となっています。

この試薬は、全自動遺伝子解析装置「GeneXpert® システム」という機器で使用します。
GeneXpert® システムは、世界中に(180ヵ国以上)、約23,000台が導入されています。

プレスリリースより引用

▶2020年3月2日 ベックマン・コールター 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診断用 遺伝子検査試薬開発のお知らせ
≪一部抜粋≫ 自動遺伝子解析装置「GeneXpert®システム」の製造元であるCepheid社は、今般の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の迅速診断用遺伝子検査試薬の開発を、2月10日に正式に発表いたしました。

▶3月17日 ベックマン・コールター 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診断用遺伝子検査試薬開発(第2報)
≪一部抜粋≫ 同検査試薬は、Cepheid社(Sunnyvale, CA 米国)で順調に開発が進んでおり、3月中にもアメリカ食品医薬品局(FDA)のEmergency Use Authorization(EUA:緊急使用許可権限)に申請の上、4月中に、米国で発売を予定しています。日本国内においても、同時期の発売を目指し準備を進めております。同検査試薬は、RT-PCRの原理を用いて、SARS-CoV-2の特異的遺伝子を検出します。検体は、鼻咽頭ぬぐい液を使用し、前処理1分、測定時間30分程で測定します。

▶3月23日 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)遺伝子検査試薬開発のお知らせ(第3報)
≪一部抜粋≫ Cepheid社(Sunnyvale, CA 米国)にて順調に開発が進んでおりました同検査試薬は、3月20日(米国時間)にアメリカ食品医薬品局(FDA)のEmergency Use Authorization(EUA:緊急使用許可権限)による許可を取得しました。これを受け今後米国での発売を予定しています。 (中略) 日本国内においても、早期の発売を目指し準備を進めております。 同検査試薬は、RT-PCRの原理を用いて、SARS-CoV-2の特異的遺伝子を検出します。検体は、鼻咽頭ぬぐい液を使用し、前処理1分、測定時間45分程度で結果を提示します。

参考に、英語ですが、Cepheid社のサイトです。
https://www.cepheid.com/coronavirus

このGeneXpert®システムは、操作が非常に簡単で、1 検体ごとに、必要な時にすぐに検査でき、非常に使い勝手がいいです。

※なお、このGeneXpert®システムは、結核診断用の検査試薬も販売しており、操作の簡便性や、精度もよいことから、それについては、2010 年に WHOより推奨を受けていますので、機器には信頼がおけます。

この試薬が発売になれば、世界各地で検査数の向上に寄与するでしょう。

もしも課題があるとすれば、このCOVID-19の試薬の生産量と流通でしょうか。

「供給はアメリカ優先で」、なんてことにならないことを願います。。。