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バフェット銘柄

優良企業に進化した神戸物産(3038)の株価と成長予想

バフェット銘柄の考え方にもとづき、神戸物産を調査対象に選んでみました。

※バフェット銘柄とは、著名投資家ウォーレンバフェット氏が長期投資する銘柄です

神戸物産=業務スーパー

神戸物産は、業務スーパーを運営する会社であり、「プロの品質とプロの価格」をコンセプトにしています。

輸入品も多く撮りそろえています。

神戸物産の輸入品は、全国展開する業務スーパーのスケールメリットを活かして、世界約45カ国の工場と直接取引をして大量に輸入しているそうです。

これにより、仲介業者を介さずに、低コストで高品質な商品をお客に提供できるようになっています。

神戸物産の売上高の推移

神戸物産の売上高は、過去10年間で右肩あがりです。

非常に高い成長性を示しています。

年度 売上高(百万円)
2012年10月期 163,693
2013年10月期 184,100
2014年10月期 202,133
2015年10月期 217,000
2016年10月期 231,000
2017年10月期 247,826
2018年10月期 267,175
2019年10月期 299,616
2020年10月期 340,870
2021年10月期 362,064
2022年10月期 406,813

これに関しては、店舗数の増加と、一般客の取り込みが功を奏していると言えるでしょう。

神戸物産のオリジナル商品

神戸物産には、オリジナル商品が、いくつもあります。

会社の情報によると、以下のような商品があります。

  • 国内自社工場で製造した冷凍食品や惣菜、パンなど。例えば、餃子、シュウマイ、チャーハン、カレー、ピザ、パンケーキなど。
  • 世界各国から直輸入した食材や調味料など。例えば、チーズ、ハム、ベーコン、オリーブオイル、パスタ、カレールーなど。
  • ハラール認証を取得した商品やベジタリアン向けの商品など。例えば、ハラールチキン、ハラールビーフ、ハラールカレー、豆腐ハンバーグなど。

これらの商品は、高品質でありながら低価格で提供されています。

神戸物産は優良企業へと進化

神戸物産の自己資本比率の推移については、とてもよい傾向があります。

2016年2月には、神戸物産の自己資本比率は11.1%と一ケタ目前の水準にあったと報じられていたようですが、その後、売上高や利益の増加に伴って財務体質が改善され、自己資本比率は上昇を続け、2022年10月期には50%台に達したと発表されました。

神戸物産の自己資本比率は過去10年間で大きく上昇し、安定的な経営基盤を築いていると言えます。

神戸物産の自己資本比率が高まった理由は、借入金の返済が進んだためと言われています。

自己資本比率とは、総資産に占める自己資本の割合で、借入金が少ないほど高くなります。

神戸物産は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けずに業績を拡大し、営業キャッシュフローを増やしたことで、借入金を減らすことができたようです。

神戸物産の株価は割安か?

神戸物産の株価が割安であることは、以下のような点で説明できます。

神戸物産の株価は、2023年4月19日時点で3,760円ですが、AI株価診断によると、理論株価は4,074円であり、割安と判断されています。

神戸物産の株主還元

神戸物産は、株主還元にも積極的であり、2023年10月期の配当予想は前期比10%増の22円となっています。

配当性向は25.5%であり、安定的なキャッシュフローを反映しています。

また、自社株買いも実施しており、2022年10月期には最大100万株(発行済株式数の0.36%)を上限として約30億円分の自社株買いを行いました。

以上のように、神戸物産は業績や財務が好調でありながら、株価が割安に推移していることから、投資機会と考えられます。