転職の面接では、さまざまなことが質問されます。
中には、個人的なこと(プライベート)も含まれます。
その際、応募者が「答えたなくない」と思うような質問がされる場合があります。
いちおう面接官は「答えたくない質問は、答えなくて構いません」と面接のはじめに言います。
ところが実際は、応募者は採用されるために『なんとか答えよう』と努力して回答しがちです。
回答しても意味があるのかどうか分からないようなプライベートの質問に対して、そもそも、答えるべきなのでしょうか。
答える必要のない質問がある
実は法律では、基本的人権の侵害や差別につながるようなことは質問できないことになっています。
面接時の応募者に対する質問は、職務遂行のための適正・能力の判定に必要な項目に限ることとされているのです。
具体的には、以下のような個人情報は収集することが禁止されています。
したがって、これらについての質問には、答える必要は無いと言えます。
1.人種、本籍地、出身地
2.家族状況、家族の学歴・職業・収入
3.生活環境、住宅状況
4.所有する資産、 借入状況
5.容姿、スリーサイズ
6.思想、宗教、人生観、生活信条、支持政党
7.購読新聞・雑誌、愛読書
8.尊敬する人物
9.労働組合への加入状況
10.女性あるいは男性にのみ関わること
関連法令
職安法第 5 条の 4、均等法第 5 条