個人的に食中毒の勉強をしていて、「これは役に立つ知識であろう」と思った話がありましたので、紹介します。
腸管出血性大腸菌
福井県などで発生した飲食チェーン店「焼肉酒家えびす」での集団食中毒事件を覚えている方はいらっしゃるかもしれません。
この事件では、有症者数は計 181 名、うち重症者は 0 名、死者は 5 名でした。
犯人は、腸管出血性大腸菌。
このときは、牛肉のユッケでの食中毒でした。
野菜も原因になる
腸管出血性大腸菌に汚染された、白菜や、きゅうり、サンチュ等の野菜も、食中毒の原因になります。
過去には、死亡者が出た集団食中毒の事例もあります。
野菜は洗剤で洗ったほうがいいかもしれない話
家庭でやる人はまれでしょうが、じつは、飲食業界では、大量調理の際は、野菜を中性洗剤で洗うことは一般的なようです。
よって、家庭でも、野菜は腸管出血性大腸菌に汚染されている可能性を考慮して、はじめに流水と中性洗剤で洗浄するのがよいと思われます。
もちろん、最も効果的な殺菌方法は「加熱すること」であることはいうまでもありません。
ちなみに、ヤシノミ洗剤には、「野菜・食器用」と書いてありますね(用途に「野菜・果物・食器・調理用具用」と書いてあります。)。