衆院選とともに、第25回最高裁判所の裁判官の国民審査がありました。
個人的には、各裁判官が、最高裁の裁判官として相応しいかどうか?という問題は、法令解釈の知識なしに判定することは一般市民には難しいです。
なぜなら、その裁判官の出した判決が、法律に従ったものなのか、法律から逸脱したものなのかということが、その裁判官の適/不適を判断するときの重要な視点になるからです。
判決の結論が、世論が望むものと大きく乖離しているからといって、その裁判官がダメということにはならないのです。裁判官の仕事は、事件発生時の法律を解釈して事実をあてはめることだからです。
加えて言えば、学校教育で法解釈を教えてないのに、国民に裁判官の審査をやれというのは、論理的にもおかしな話なのです。
その意味で、国民審査は時間とお金の無駄であると思っていますが、形式行事なので仕方ないですね。
ちなみに、最高裁の裁判官については、裁判所のホームページから経歴などを閲覧することができました。
親切ですね。
関わった判決も参照することができました。