廃用症候群は、臥床や固定などによって活動が低下した状態が持続することで生じる二次障害です。
筋肉の萎縮、筋力の低下、関節拘縮、骨粗鬆症など筋骨格系の障害にとどまらず、心血管系、呼吸器系、神経系などにも障害を引き起こします。
廃用症候群は、なによりも予防することが大切です。
急性期においては、リスク管理を行いながらベッドサイドでリハビリテーションを行います。
全身状態が落ち着いたら、なるべく早めにに離床を図り、座位→立位→歩行へと進めます
そして、日常生活活動(activities of daily living:ADL)の向上に努めることが重要です。
廃用症候群を予防することは、患者のADL、生活の質(quality of life:QOL)の改善のために重要です。
これらの訓練は、理学療法士や看護師が可能で、積極的に行うことが大切です。