分子篩効果とは、ゲル濾過法による分子の分離効果のことです。
つまり、ゲルろ過クロマトグラフィー(カラムにつめた担体にサンプルを通して、大きさの違いによって分子を分離する手法)によって分子が分類されることを意味します。
ゲルろ過クロマトグラフィーでは、原則として、分子は担体の間をすり抜けて溶出されます。
しかし、分子の大きさによって、溶出されるスピードが異なります。担体には小さな孔が開いているため、小さい分子はその孔に入り込む結果、大きい分子より遅く溶出されます。
担体としては、さまざまなものが利用可能で、
・Superdex(スーパーデックス)
・Sephacryl(セファクリル)
・Superose(スーパーロース)
・Sephadex(セファデックス)
などがあります。