今回は、Liskのインフレ率をテーマに取り上げます。
さて、Liskのブロックチェーン上では、「LSK」という名称の通貨(トークン)が発行されています。
LSKには、発行上限枚数はありませんが、一定のルールに基づいて発行されています。
それを解説していきます。
現在の発行枚数
まずは、現在の発行枚数(Supply)を確認してみましょう。
発行枚数の確認はここからできます。
https://explorer.lisk.io
確認した時点で、121,823,892枚です。
インフレ率
次に、インフレ率についてです。
先ほどのサイトにアクセスした人は気づいたでしょうか?
LSKの枚数は、10秒ごとに4LSKずつ増えています。
実は…
現在、1ブロックが承認されるたびに、4LSKが新規発行されています。
この4LSKは、取引承認者の報酬となる、いわゆる「ブロック報酬」と呼ばれるものです。
ただし、ブロック報酬の枚数は、永遠に4LSKではありません。
ブロック数が増えるに従って、新規発行されるLSKの枚数は減っていきます。
具体的には、300万ブロックごとに、ブロック報酬は1LSKずつ減っていきます。
次の通りです。
●5LSK ブロック数1,451,520〜
●4LSK ブロック数4,451,520〜
●3LSK ブロック数7,451,520〜
●2LSK ブロック数10,451,520〜
●1LSK ブロック数13,451,520〜
ちなみに、現在のブロック数を確認してみましょう。
ブロック数は、先ほどのサイトで「Height」として表示されています。
現在のブロック数は6,157,492ですので、ブロック数が7,451,520になったら、ブロック報酬は、4LSK→3LSKになります。
現時点での目安は、2018年11月9日です。
カウントダウンサイト:http://www.liskdelegate.io
ブロック報酬は、今後、4LSK→3LSK→2LSK→1LSKと減っていくことになりますが、その後は、1LSKで永遠に固定されます。
なお、参考に、LiskとEthereum(イーサリアム)のインフレ率を比較した図があります。
イメージにすると、わかりやすいですね。
なお、この図では、Ethereum(イーサリアム)がコンセンサスアルゴリズムをPoWで継続した場合の比較です。もし今後、PoSに移行した場合は、この限りではありませんので注意してください。
以上、Liskのインフレ率に関する話でした。