ヨーロッパを旅行したとき、公衆トイレを滅多に見かけませんでした。
観光中にトイレを使おうと思ったら、
⑴飲食店のトイレを使う
⑵商店で買い物をして、ついでにトイレを使わせてもらう
のどちらかという感じでした。
他方、日本は、街中にトイレの数が異常に多いですよね。
しかも無料。
公衆トイレ、駅、デパート、コンビニ…
出かける時にトイレの心配をすることなんて、ほとんどありません。
ところで、無料トイレが多いことは、いいことなのでしょうか?
日本の人々は、トイレがそこらじゅうにあるので、日常で、トイレが存在することのありがたみを感じることはありません。
また、トイレの貸し借りという発想が無くなってしまっているので、支え合い(お互い様)のような精神が醸成されにくくなっているのではないでしょうか。
それは、現代の、特に日本おいて浸透している自己責任論と呼ばれるものに、どこか通じるものがあるように思われるのです。