絶食時に、ブドウ糖を含む点滴をすることがありますね。
しかし、ブドウ糖などの熱量が相対的に不十分な状態では、大量のアミノ酸を投与したとしても,そのアミノ酸は蛋白質としては合成されません。
アミノ酸は、アミノ基をはずした炭素鎖骨格となってエネルギー源として利用されてしまいます。
いわゆる糖新生です。
糖新生の際にはずれたアミノ基は、肝臓にて尿素に合成されます。
血液検査所見としては、血中尿素窒素(BUN)の上昇を認めます。
また、尿中への尿素の排泄(尿中尿素窒素:UUN)の増加を認めます。
腎機能障害時のBUN上昇と違うのはUUNの上昇を伴うことです。