下記のように、「BCG」は結核ワクチンの接種のことで、「ツベルクリン反応」は結核感染の有無を調べる検査のことです。
BCG
BCGは、結核菌の毒性を弱めたワクチンです。
BCG接種は、結核菌に未感染の人に対してBCGを接種することであり、結核への免疫を作ります。
接種は法律により、生後3カ月〜6カ月となっており、接種後10日程度で、皮膚に針痕に一致したポツポツが10〜18個できます。その後、少し化膿しますが、3〜6カ月に瘢痕になります。
ツベルクリン反応
ツベルクリンは、結核感染の有無を診断する検査です。
結核菌の成分である、「ツベルクリン:PPD」を皮内に注射し、48時間後に、生体反応をチェックします。
具体的には、皮膚の発赤や、しこり(硬結)の大きさを測定し、陽性と陰性を判断します。