アールノートの定義 感染症の感染性(伝播能力)の指標に,「基本再生産数」と呼ばれるものがあります。 集団にいる全ての人間が感染症にかかる可能性のある(感受性者)状態で、1人の患者が何人に感染させうるか…続きを読む
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A群β溶血性連鎖球菌とは
A群β溶血性連鎖球菌 A群β溶血性連鎖球菌は、Streptococcus pyogenesを代表とするグラム陽性の連鎖球菌です。 A群β溶血性連鎖球菌は、Group A β-hemolytic str…続きを読む
内毒素と外毒素の違い
細菌がヒトに感染したときに、直接病気を引き起こす物質として、毒素があります。 毒素は、内毒素と外毒素に分類されます。 内毒素 内毒素は、細胞壁の構成成分の一部で、リポ多糖類(LPS)です。 LPSは、…続きを読む
表在性真菌症と深在性真菌症の違いとは?
表在性真菌症とは、皮膚、爪、毛などが侵される疾患です。 これに対し、深在性真菌症とは、皮下組織および深部臓器が侵される疾患です。 深在性真菌症の診断には、β-D-グルカンの測定が有用です。  …続きを読む
院内肺炎の起因菌•原因菌と頻度について
院内肺炎の原因菌(起因菌)としては、緑膿菌、ブドウ球菌(MRSAなど)、インフルエンザ菌、肺炎球菌などが主なものです。 また、頻度は少ないですが、サイトメガロウイルスや、カリニ原虫なども原因となる場合…続きを読む
百日咳の原因、感染経路、症状、診断、治療
急性呼吸器感染症である「百日咳」について解説します。 原因微生物 百日咳の原因微生物は、百日咳菌(Bordetella pertussis)です。 病原因子 主な病原因子は、接着因子として、線維状赤血…続きを読む
微生物の生物型と血清型との違いとは?
同一の菌種または菌型に属する細菌を菌株といいます。 そして、その中で、生物学的性状の異なるものを生物型biotypeといい、また、血清学的性状で抗原性の異なるものを血清型serotypeといいます。
感染症サーベイランスシステム(NESID)とは?
感染症サーベイランスシステム(NESID)は、感染症の予防・拡大防止、国民に正確な情報を提供することを目的として、日常的に種々の感染症の発生動向を監視するための電子的システムであり、感染症を診断した医…続きを読む
仮性菌糸とは?
仮性菌糸とは、酵母において、出芽した細胞が長く伸びたものを指します。 別名で、偽菌糸ともいいます。
クオンティフェロン(QFT)とTスポット(T-spot.TB)の違いとは?
IGRA検査である、クォンティフェロン検査(QFT検査)とTスポット検査(T−spot)について解説します。 IGRA IGRAは、インターフェロン-γ遊離試験(interferon-gamma re…続きを読む