極限粘度数(固有粘度数ともいう)は、H.staudingerおよび野津龍三郎によって、高分子の分子量決定のために導入された量のことで、[η]と表します。

[η]=lim{(η-η0)cη0}(c→0)

上記の式において、ηは、溶液の粘性率、η0は、溶媒の粘性率です。

そして、cは、溶液の濃度で、通常、溶液100ml中の溶質のグラム数を用います。

そして、[η] は、[η]=KMαという式で近似することができます。

Kおよびαは、高分子の種類,溶媒,温度により定まる定数です。

M は、高分子の「粘度平均分子量」と呼ばれるもので、上記の近似式から算出することができます。

なお、粘度平均分子量は、浸透圧法などから得られる数平均分子量の値と、光散乱法などから得られる重量平均分子量の値との、およそ中間の値となることが知られています。