スピューとは?
一般に、タイヤの加硫用の金型には、加硫故障を防止するため、
グリーンタイヤとモールドとの間の気体を逃がすためのベントホールが、多数設けてあります。
このベントホールには、グリーンタイヤをモールド内面に押し当てて気体を排出した後、未加硫のゴムが流れ込みます。流れ込んだ未加硫のゴムは、タイヤを加硫したときに、タイヤ表面にヒゲ状の突起となって残ります。
このヒゲが、「スピュー」です。
スピュー切れとは?
スピューがトレッド踏面部の法線方向に沿って延びている場合、タイヤの加硫金型の型開き時に、スピューが切れてしまいます。
これを「スピュー切れ」といいます。