加硫ゴムは、弾性および粘性の両方の性質を持っています。

粘性がある加硫ゴムに応力が加えられると、ゴムによる変位に対する力は時間的に遅れて観測されます。

その理由は、不規則に絡みあっているゴムの分子鎖が摩擦し合うため、エネルギーと時間とが消費されるからです。

このときに消費されるエネルギーを、ヒステリシスロスといいます。

ヒステリシスロスは、内部摩擦、あるいは、履歴損失とも呼ばれます。

ヒステリシスロスが大きいゴムほど、力学的エネルギーが、熱エネルギーに変換される割合が大きいことになります。