リーダー シップとマネジメントはどう違うのか、有名な考察を紹介したいと思います。
John P. Kotter
ビジネスを取り巻く環境は厳しさを増してきています。
そのような状況で生き残るためには、組織の方向性をしっか りと定められる強いリーダーシップとマネジメント能力が求められています。
組織におけるリーダーシップとマネジメントの違について指摘した人物に、John P. Kotterがいます。
彼よると、リーダーシップは「変化」に対応する力であり、マネジメントは「複雑さ」に対応する力です。
組織においてはリーダーシップとマネジメントは補完的なもので、両方が必要なのだと指摘しています。
リーダーシップ
リーダーシップでは、まず、組織を導くために、組織の方向性や将来像を明確に定めます。
そして、組織の将来像とその実現プロセスを理解し実践できるチームをつくります。
さらに、チームを勇気づけ、鼓舞し、前向きな気持ちを維持できるように努め、さまざまな困難を乗り越えられるようにします。
以上を通じて、リーダーシップは効果的な変化をもたらします。
マネジメント
マネジメントは、第一に、計画と予算管理を行います。たとえば複雑な業務に適切に対応するため、 細かな戦略を立てて、資源配分をします。
第二に、日々の業務を円滑にします。たとえば人事システムの作成、運営、維持をします。
第三に、管理と問題解決をすることで、計画の成功を確かなものにします。
以上を通じて、マネジメントは効率性や秩序をもたらします。