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勤務時間中に選挙に行けるか

選挙の当日に、仕事のシフトが入れられてしまった労働者は、選挙に行くことが難しくなってしまいます。

もちろん期日前投票は制度としてありますが、できれば当日に投票したいという人もいるでしょう。

そんな方が、労働時間中に選挙権を行使(投票所に行って投票)することはできるのでしょうか。

結論から述べます。

結論

勤務時間中に選挙に行くことは法律で認められています。

解説

労基法第 7 条により「使用者は、労働者が労働時間中に、選挙権その他公民としても権利を行使し、または公の 職務を執行するために必要な時間を請求した場合においては、拒んではらない。但し、権利の行使または公の職 務の執行に妨げがない限り、請求した時刻を変更することができる」としています。

よって、従業員は、選挙をするための時間を請求することができます。

また、会社はそれを拒んではいけません。

ただし、どうしてもその時刻ではないと選挙ができない場合でない限り、会社としては、違う時刻に変更してもらうことを要求することができます。

しかだって、従業員が希望する時間に選挙に行けない可能性はあります。

なお、選挙のために投票所に行っている時間については、給与は有給でも無給でも、法律上は問題ありません。

この点は、就業規則に定められていることがありますので、有給か無給かを会社に確認してみましょう。