赤血球のスクリーニング検査の種類

赤血球に関して、スクリーニング検査では、赤血球数(個/μL)、ヘマトクリット(全血に対する赤血球容積比)、および、ヘモグロビン濃度(g/dL)などが行われます。

赤血球数

基準値

男性で40万~70万/μl 程度、女性で30万~60万/μl 程度を基準とします。

男性では、加齢とともに低くなり、成人と比較し、60歳代で、20万/μl ほど低くなり、75歳以上で、50万/μl ほど低くなります。

女性では、加齢によっては、ほとんど変化しません。

測定法

従来、計算盤を使って顕微鏡でカウントしていました。近年は、自動計数器(電気抵抗法、静電容量法、あるいは光学的方法)を用いてカウントしています。

ヘモグロビン量

最も重視される検査です。酸素運搬に関わるヘモグロビン濃度を測定します。

基準値

男性で13~19 mg/dl 程度、女性で10~16 mg/dl を基準とします。

測定法

非シアン界面活性剤法、シアンメトH b法、オキシHb法、ザーリ・小宮法、アザイドヘモグロビン法、アルカリヘマチン法などの方法があります。

ヘマトクリット

基準値

男性で40~60程度、女性で35~50程度を基準とします。

測定法

ミクロヘマトクリッ卜法、ウインドローブ法(Wintrobe法)、導度測定法,パルス波高法などがあります。

現在は、検体を遠心することなく自動計数器で測定した電気伝導度または平均赤血球容積に基づいてHct値を求めています。

そのほか

平均赤血球容積(meancorpuscularvolume)、平均赤血球ヘモグロビン量(meancorpuscular hemoglobin)、平均赤血球ヘモグロビン濃度(meancorpuscula hemoglobinconcentration)なども、赤血球の指標として用いられます。

MCH

MCHの計算方法は、[ヘモグロビン濃度(g/dl)×10]/[赤血球数(10^6/μl)] から求められ、基準値は約32pgです。

MCV

MCVの計算方法は、[ヘマトクリット(%)×10]/[赤血球数(10^6/μl)] から求められ、基準値は約90flです。

MCHC(MCC)

MCHC(MCC)の計算方法は、[ヘモグロビン濃度(g/dl)×10]/ヘマトクリット(%)から求められ、基準値は約34%です。