栄養要求性連鎖球菌NVSの種類と培養方法

NVSの種類

栄養要求性レンサ球菌(NVS:nutritionally variant streptococci)とは、発育にL-cysteineとpyridoxal hydorochloride(ビタミン B6)を要求する、通常の連鎖球菌とは栄養要求性が異なる菌です。

NVSは、ヒトの口腔内や消化管内に常在する viridans streptococciのグループに属する菌です。

具体的には、下記の4菌種があります。

Abiotrophia defectiva
Granulicatella adiacens
Granulicatella elegans
Granulicatella balaenopterae

NVSは、微好気性のグラム陽性球菌です。
性状は、カタラーゼ陰性、PYR陽性、LAP陽性です

感染性心内膜炎、敗血症、結膜炎、中耳炎、膵膿瘍、創部感染なとの原因菌として知られています。

NVSの培養方法

HIA血液寒天培地(以下、HIA)や、TSA血液寒天培地(以下、TSA)での好気培養では、発育しません。

しかし、HIAやTSAに、pyridoxalあるいはL-cysteine添加した培地では発育が認められます。

また、チョコレート寒天培地、GAM寒天培地、ブルセラHK寒天培地での炭酸ガス培養もしくは嫌気培養でも、発育が認められます。