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『給食を残しちゃダメ❗️』と叱られた思い出

わたしが小学校の低学年のころ、好き嫌いとかではなく、盛り付けられた給食が多くて、ぜんぶ食べられず残そうとしたことがありました。

でも、当時、担任の先生から、こんな指導を受けました。

『給食を残しちゃダメ❗️ 世の中には満足に食べられない子もいるんだから❗️』

(そんなふうに言われてもなぁ…)

と思いながら、半泣きで、休憩時間になっても食べ続けていた思い出があります。

いま思うと、先生のいうことも分かる気はするんですよね。

『食べ物を粗末にするな』ということでしょう。

でも、当時のわたしたちに言うのは、理不尽だったと思います。

なんでかというと、わたしの通っていた小学校では給食の盛り付けは当番制だったんです。

盛り付ける役は給食当番で、自分じゃないわけです。

自分で盛り付けたならまだしも、他人が多く盛り付けたものを『残すな❗️』と言われることは理不尽に思うわけです。

やみくもに精神論を説くのではなく,『残さないためには,どうすればよかった❓』など、

子どもに問いかけてくれれば良かったのになぁと、今になって思います。

ちなみに、調べてみると、

先生が残さずに食べるよう指導する、いわゆる完食指導の行き過ぎで、体調不良や不登校になるケースが相次ぎ、中には、教員の処分や訴訟にまで発展するケースも出ているそうです。

学校給食は「残すな」より「食べ残せ」が正しい、と主張する教育評論家の方もいらっしゃるようです。

学校給食は「残すな」より「食べ残せ」が正しい | 子どもを本当に幸せにする「親の力」

みなさんは、この給食の「完食」の是非、どう思いますか❓