テレビで新・厚生大臣が言っていました.
国民の7割の人が今の生活に満足していると.
根拠は内閣府の調査結果とのことで,調べてみました.
それによると, 全体として、現在の生活にどの程度満足しているか聞いたところ,
「満足」とする者の割合が73.9%
- 「満足している」11.5%+「まあ満足している」62.4%
「不満」とする者の割合が25.0%
- 「やや不満だ」20.0%+「不満だ」5.0%
となったそうです.
この調査結果ですが…
内容をさらに見てみると,この「7割」という数字が,実態を反映しているか,かなり怪しく感じました.
なぜなら,調査方法が,調査員による個別面接聴取法であり,調査対象となる母集団は,一万人ですが…
有効回収数(率)は,5,492人(54.9%)で,
他方,調査不能数(率)4,508人(45.1%)のうち,拒否が1,864もあります.
なおかつ,若くなるほど回収率が低くなるという感じでした.
結果にはかなりのバイアスがかかっていそうです.
なので,私は,この「7割の人が今の生活に満足」という結果には懐疑的です.
私の実感では,5割程度かそれ以下なんじゃないかという感覚です.
みなさんの感覚はいかがでしょうか?
参考:国民生活に関する世論調査