医療系の専門学校生の進路指導

一般的には,就職活動をするとき,学生は,たくさん受験して,内定が出た会社の中から,一番良いと思う会社を選ぶのが自然だと思います.

しかし,医療系の専門学校生が病院を受験するときは,事情が大きく異なります.

医療系の専門学校では,基本的に,就職活動のとき,このように指導されます.

『同時に複数の病院を受験してはいけない.あなたが辞退した病院に後輩が就職できなくなるから.』

生徒は,不満を抱えながら,これを真面目に守り,一つずつ病院を受験します.

※学校によっては「卒業見込み証明書」や「成績証明書」を,一部ずつしか渡さず,強制的に一箇所ずつしか受けられない状況にするほどです

しかし,「辞退した病院に後輩が就職できなくなる」のが本当だとしたら,単なる差別であり“病院の採用基準は間違っている”と言えますし,憲法に保障された「職業選択の自由」の観点から言えば,“生徒の自由を侵害する学校の指導は間違っている”とも思えます.

とはいえ,専門学校のいうことも理解できます.

採用には時間や費用がかかるため,病院側が安心して内定を出したいと考えるのは当然です.

併願せず,一つずつ受験した方が,応募する病院に対して,誠実という考え方もありえるでしょう.

考えてみると,けっこう悩ましい問題で,僕には結論が出ない問題です.

みなさんのご意見は,どうですか?