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損害賠償に備えるボランティア保険のススメ

ボランティア保険について調べていて,知ったことを紹介します.

それは,ボランティア活動の法的責任に関する話です.

かなり前のことになりますが,ボランティアに法的責任が問われた事例として,話題になったのが,この事件です.

【子ども会事件】
子ども会のハイキングに参加した小学校3年生の児童が,昼食後の川遊び中に川に転落して水死しました.
この事件では,ボランティア指導者のうちの1人が過失致死罪に問われました.一審では有罪になったものの(津簡裁昭和54年12月6日),二審では無罪が確定しました(名古屋高裁昭和59年2月28日).
民事裁判では,子供の過失が8割認められたものの,ボランティアの引率役員3名に対して、526万円余の損害賠償が命じられました(津地裁昭和58年4月21日).

この事件が報道されたとき,ボランティアに

「刑事責任」が問われうるということで,

「ボランティア活動が消極的になるのでは?」という心配の声があったようですが,

これまで,ボランティア活動をしてきた先人たちが,責任意識の向上や指導者等の研修を行うなどの努力を積み重ねてきたとのことです.

さらに,

ボランティア保険

の発達にも努力が重ねられてきたようです.

ボランティア保険は,たとえばYahoo!保険に見つけることができました.

保険料は,250円~1,400円ということで,そんなに高くはありません.

ボランティア活動中のケガや、他人に損害を与えたことにより損害賠償問題が生じた場合に、かかる費用を補償する損害保険がボランティア保険です(Yahoo!より)

おそらく、医療保険個人賠償責任保険の両方に加入している人は不要と思いますが,

もしも何かトラブルが発生する可能性があるようなボランティア活動をする前には,加入を検討するのが良いかもしれません.