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散録

信号待ちの女子高生に感じたビューティ

朝の時間に自転車をはしらせていました.

目的地へ行くためには,ある横断歩道をわたる必要があったので,僕は,その横断歩道に向かいました.

そこには,信号待ちしている人たちがいました.

サラリーマンっぽい人,フリーターっぽい人,男子大学生っぽい人,女子高校生…

だいたい7〜8人くらいいました.

 

そこは時差式の交差点で,信号の切り替わりが遅い場所でした.

 

(はやく青になんねぇかなぁ)

 

そう思っていると,信号待ちしていた大人たちは,信号が青に変わるのを待たずに,まだ赤のうちに横断歩道をわたり始めました.

残ってきちんと信号の切り替わりを待っていたのは,女子高生と僕だけでした.

そのとき,なんとなく,その女子高生に「ビューティ」を感じたんですね.

 

この感覚を説明するのは,難しいのですが,

これはたぶん,信号を守らない人に対して,「生活の乱れ」とか「心の乱れ」という印象を持ったんだと思います.

そういう信号を守らなかった大人たちとの対比から,女子高生に「ビューティ」を感じとったんだと思うんですね.

 

できれば,その女子高生には,このまま,信号はきちんと守る大人になってもらいたいなぁなんて思いました.