進撃の巨人の漫画が、最終話を迎えたようですね。
一方、アニメは、今冬に最終章をやるみたいです。
わたしはアニメ版で追っていましたが、ここまでを見ていて疑問に思ったのは、エレンは脇役なのではないか?ということでした。
エレンの生い立ちというものは、進撃の巨人の世界の中では確かに特殊ですし、その結果、巨人化できるというのも特徴になっていますが、
それはあくまでもエレンの置かれた環境による影響です。
そして、物語中でのエレンの働きは、キャラクター由来ではなく、調査兵団という組織の意向に従っているところがあります。
調査兵団の意向に背いて何かするのであれば、主体性が感じられて「主人公っぽいな」、と感じることはできるのでしょうが、そうじゃないんですよね。
ちなみにファイナルシーズンでは、単独行動している描写がありますが、エレンに関しては心理描写がなく、主人公っぽさが消されています。
ここで、全体を通して振り返ってみたところ、思ったのは、むしろ、主人公は敵役のライナーなのではないか?ということです。
生い立ち、境遇、罪悪感、葛藤、自殺未遂、、、
さまざまな要素が複雑に絡み合っています
この進撃の巨人は、ライナーの視点で物語を描き直すことも可能でしょう。