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搾取のある商品を買い、知らない間に搾取に加担しているのかもしれない

衣服の量販店で服を買うときや、ホームセンターで家具を買うとき、

なんで安いんだろう?

と疑問に思う。

 

でも、それらがどこで生産され、どうやって店舗まで運ばれ、売り場に並んだのかを、私が知る機会はない。

〇〇〇ピザのデリバリーを頼んだとき、そのピザに載っている具材がどこから調達されたものかを知る機会もない。

某有名オンラインショッピングモールで頼んだ商品を翌日に届けてくれる運送会社の配送スタッフの労働条件を知る術もない。

ひょっとしたら、そこには、不公平不平等不正が蔓延っているかもしれない。

奴隷のような、ひどい労働が存在しているのかもしれない。

実際、こんなニュースもある。

“ユニクロ綿シャツ”輸入差し止め ウイグル強制労働で生産の疑い (msn.com) FNNプライムオンライン 2021/05/19 17:45

 

中には、児童労働が関わって生産されたものもあるかもしれない。

先日、近所のスーパーマーケットで買ったお弁当の背後にも、搾取があり、私は、悪意がないまま、それに加担していたのかもしれない。

でも、私には、商品の向こう側にいる人は見えない。

だから、その商品を買わないようすることも、できない。

 

私は、これまで、いくどとなく、不正の手助けをしてきた可能性がある。

仮にそうだった場合、はたして、「私には何の責任もない」、と言えるだろうか。

この問題はきっと、考えても、答えが出ることはないだろう。

それに、この問題は、ほかの考慮要素を取り込むと、さらに複雑化する。

例えば、商品の生産時や廃棄時に自然環境にかける負荷である。

たとえ、搾取が介在しない商品であっても、実は、地球環境をひどく汚染して生産されていた、となったら、その商品を買うのをためらうかもしれない。

私はいったい、何を優先して商品を選ぶべきなのだろうか。

考え続けたい。