太陽光パネルは、太陽に正対する(直角)になったときに、一番、発電効率がいいと言われています。
ところが、屋根の角度は決まっている一方で、太陽の角度(高さ)は、季節によって大きく変わります。
太陽の高度に合わせて太陽光パネルが傾きを変えて動いてくれれば良いですが、実際には、残念ですが、そうはなりません。
では、一体、どのように太陽光パネルを設置するのがよいのでしょうか。
ネットで調べてみると、南向きに、地面に対して30度の角度で設置すると、一番、発電効率が良いという説がありました。
南向きというのは、直感的に理解できる話です。
そして、30度というのも、「そんなものか」と納得してしまいがちな数字です。
しかし、ここには落とし穴がありそうです。
あくまでも、30度というのは、東京のデータを元にしています。
日本では地域によって、緯度が異なります。
たとえば、北海道と、沖縄とでは、同じ時刻でも、太陽の高度は違ってきます。
したがって、設置する場所、すなわち、読者の皆さんが住んでいる地域によって、最適な角度は違ってくることになるはずです。
このあたりは、設置する業者などから、綿密なシミュレーションをしてもらうのが良いと思われます。