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介護と便秘の対策

在宅介護の現場で多いのが、高齢者が便秘になってしまうことです。

便秘になると、ストレスがかかり、感情が荒くなるなど介護者の負担にもなります。

できれば薬などに頼らずに便秘を解消したいところですので、対策をいくつか紹介します。

便意を感じたらトイレへ

お年寄りに多いのが、立ちあがるのが大変などの理由で、便意を感じてもトイレに行かないケースです。

人間の体は、トイレを我慢しているうちに、便意をだんだん感じにくくなってしまいます。

そこで、便意を感じたときは、必ず伝えてもらうようにし、その都度トイレへ連れて行きましょう(排泄最優先の原則)。

介助者にとっては面倒ですが、便秘を解消できれば、その他の介護もスムーズにいきますので多少の辛抱を受け入れましょう。

決まったタイミングでトイレへ

たとえば、便意を感じていなくても朝食後にトイレへ行くなど、決まった時間にトイレへ行ってもらいましょう。

踏ん張って排便するのを繰り返してもらうことで、排泄の習慣がつきやすくなるので、オススメです。

なお、一度に全ての便を出し切ろうと思うと、肛門に負担をかけてしまいます。

一部の便を出すだけでも良いので、習慣化することが大切と考えましょう。

食物繊維の多い食べ物を食べる

食物繊維の多い食べ物を摂ることで、排便を促すことができます。

たとえば、胚芽米(はいがまい)やオートミールを食べたり、繊維の多い果物や野菜を摂ると良いでしょう。

水分摂取を多くする

水分を多めにとると、便を柔らかくすることができ、便秘の解消につながります。

とくに、朝食前に冷たい水を飲むと、腸の運動を活発にできるのでオススメです。