介護をしている中で問題になるのが、お風呂の浴槽の縁(ふち)の高さです。
浴槽の高さが高すぎると、またげないため、浴槽に入りにくくなってしまいます。
据え置きタイプの浴槽によくある問題ですが、そのような高低差を解消する解決策がありますので紹介します。
解決方法
1.すのこ
お風呂場の床全体にすのこを敷くのが良いでしょう。
すのこから浴槽までの高さをだいたい40センチに調節すると、またぎやすくなります。
なお、すのこに隙間が無いように注意しましょう。
足の指をはさんだり、つまづいたりしてしまうと、危険だからです。
このとき、浴槽と同じ高さに合わせた椅子(洗い台)をすのこの上に載せて使うと、浴槽へ入りやすくなります。
木製かプラスチック製か
なお、すのこには、木製のものと、プラスチック製のものがあります。
木製には温もりや、香りがある利点がありますが、ヌメリが出たり、水分を多くふくむとカビが発生したりしますので、使用後は干して乾燥させると良いでしょう。
お手入れの簡単さを優先するなら、プラスチック製を選ぶと良いでしょう。
2.バスボード
バスボードは、浴槽の両縁に渡すボードです。
入浴のとき、いったん浴槽の縁に設置したバスボードへ腰掛けて、浴槽に移動するために利用します。
3.バスリフト
バスリフトは、浴槽内昇降機とも呼ばれ、浴槽に取り付けるリフトです。
座面部分が上下に昇降することで、浴槽内での立ち座りを補助することができます。