ASTとは、抗菌薬適正使用支援(Antimicrobial Stewardship:AS)を行うチームのことです。
このチームは、医師、看護師、薬剤師、検査技師などから構成されています。
ASTは、感染症を発症した患者が、適切な抗菌薬治療をされているかどうかを専門的にチェックし、必要に応じて、処方医への支援を行います。
目的は治療効果の向上ですが、デエスカレーションの提案などを通じて、耐性菌の出現を防いだり遅らせたりできる副次的効果も期待できます。
一方、AST以外にも、感染に関するチームが存在します。
感染制御チーム(Infection Control Team:ICT)」と呼ばるチームで、耐性菌が拡散しないように取り組む活動をしています。
ICTは、感染防止対策加算という保険診療上で評価される仕組みが導入されています。