失業率は、文字通り、リストラされて仕事の無い人の数を意味しますが、これに対し、不完全雇用は、若干意味が異なります。
不完全雇用は、労働省労働統計局が出す数値です。
これは、フルタイム(正社員)の求人が少ないため、フルタイムで働きたいという願望がるにもかかわらず、仕方がなくパートタイムで働いている人たちの人数のことを意味します。
重要なのは、この数値に、自ら望んでパートタイムで働いている人数(学生など)は含まれない点です。
この指標は、景気の悪化を示す指標となります。
すなわち、失業率の増加に先立って、短期・短時間労働者の数が増えます。