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人体の構成について

人体の構成について、やさしく解説します。

人体の構成

人体の構成は、6つのレベルで語ることができます。

物質レベル、細胞レベル、組織レベル、器官レベル、器官系レベル、個体レベルです。

1.物質レベル

原子としては、たとえば、炭紫、窒素、水素などがあります。
また、分子の例として、DNAや、ヘモグロビン、グルコース、ビタミン類などがあります。

2.細胞レベル

細胞は、分子が結合したものであり、構造的・機能的な基本単位です。
体内には、細胞が約60兆もあります。筋細胞、神経細胞、血液細胞などの、様々なタイプの細胞が存在します。
なお、細胞の中には、核、ミトコンドリア、リソソームなどの、細胞小器官(オルガネラ)という特別な構造があります。

3.組織レベル

組織は、細胞と、その周囲の物質をあわせたものです。
体内の組織は、「上皮組織」、「結合組織」、「筋組織」、「神経組織」の4種類に分けられます。

4.器官レベル

複数の組織により、器官が形成され、特定の機能を果たしています。
たとえば、「心臓」、「肺」、「胃」「肝臓」、「脳」は、器官です。

5.器官系レベル

器官系は、共通の機能をもつ関連する器官で構成されます。
たとえば、消化器系は、食道、胃、肝臓、胆嚢、膵臓、小腸、大腸などから構成されます。
ほかには、外皮系、骨格系、筋系、神経系、内分泌系、心臓血管系、リンパ・免疫系、呼吸器系、生殖器系、泌尿器系があります。

6.個体レベル

個体レベルは、もっとも大きな構築レベルであり、体内の器官系の全てにより構成されます。