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ライブドアブログを独自ドメインにして「さくらのインターネット」のサーバーで使う方法(引っ越し)

ライブドアブログがアクセスを集めるようになってきた場合に、デザインの自由度を高めたいと考え、「独自ドメイン」+「レンタルサーバ」の運用に切り替えたくなるときが来ます。

そのとき実行した手順を紹介します。

すでにライブドアブログで書いた記事も、下記の設定をすれば自動転送されるため、記事の置き場所をさくらのインターネットサーバーにするという意味では、ブログの引っ越しのようなものと考えてもらえば良いと思います。

独自ドメインの設定

まず、ライブドアブログの有料プラン(2015年5月以降、有料機能は無料開放されています)に加入します。そして、「ブログ設定」→「ブログURL設定」と進み、「独自ドメインを使用する」のところに、取得した独自ドメインを入力します。

DNSレコードの設定

つぎに、お名前.comなどの、ドメインを取得したサービス会社のホームページで、DNSレコードを設定します。

ライブドアブログの公式では、「CNAMEレコードとして、PC版は「blog-01.livedoor.jp」、携帯版は「mobile-blog-01.livedoor.jp」をそれぞれ設定してください。」と記載されていますが、たとえば、お名前.comでは、うまく設定できません。

そこで、「Aレコード」による設定を行います。

Aレコード

TYPE「A」、TTL「3600」、VALUE「125.6.190.6」と入力します。これは、独自ドメインと、ライブドアブログとを関連付けするための設定です。

さらに、TYPE「A」、TTL「3600」、VALUE「49.212.198.19」と入力します。これは、独自ドメインと、さくらのレンタルサーバとを関連付けするための設定です。

さくらのレンタルサーバでの設定

さくらのインターネットのドメイン管理画面で、独自ドメインを登録します。さらに、ファイルマネージャーなどを使ってサーバー内に作成したフォルダを、独自ドメインのパスに設定します。その後、記事など(HTMLファイルなど)を、当該フォルダに格納しましょう。

以上の設定後、数時間かかりますが、設定が反映され、独自ドメインにアクセスすることで、さくらのレンタルサーバ内に保存されたファイルを閲覧できると思います。

そして、すでにライブドアブログで書いた記事アドレスからの自動転送がうまくいくように、ドメイン名より後ろのアドレスを対応させます。たとえば、ライブドアブログでの記事のアドレスの末尾が「/archives/○○○.html」」となっている場合、独自ドメインのパスに指定したフォルダ内に、「archives」と名付けたフォルダを作成し、その中に「○○○.html」と名付けたファイルを置く必要があります。