前かがみが良い
介護中の食事でよくあるのが、電動ベッドを起こしたまま食べたり、車椅子で食べたりするケースです。
しかし、背もたれにもたれかかった姿勢のまま食べるのは、顔が上向きになりやすくなります。
そうすると、誤嚥の原因になったり、筋肉の衰えに繋がったりします。
特に、誤嚥して『肺炎』になることを防ぐのは重要ですので、そのためには、前かがみの姿勢で食べられるようにするのがベストです。
正しい食中姿勢は?
食事がしやすい前かがみの姿勢をとるには、イスに座って、テーブルにつくことが大切です。特に、つぎの3点が重要です。
テーブルの高さはおへそのあたり
お年寄りは小柄ですので、ふつうのテーブルは高すぎます。
そこで、椅子に座ったときに、おへそのあたりにくるテーブルを選びましょう。
椅子に背もたれがある
安定した姿勢を保つため、椅子には背もたれがあるものを選びましょう。
肘掛けがあると、バランスを取りやすくなります。
かかとが床につく
椅子に安定して座るには、かかとが床につくことが大切です。
電動ベッドでサイドテーブルは?
テーブルとイスで食べるのが難しい事情があり、ベッドで食べたいときもあると思います。
そんなときは、ベッドの横に足を出して、サイドテーブルを使って食べるのが良いでしょう。
前かがみの姿勢になれるため、望ましい姿勢に近づけることができます。