今回は、ビットコインの実需がテーマです。
さて、さっそくですが、グーグルトレンドで、「bitcoin」と検索してみましょう。
過去五年間で、このようになっています。
地域別のインタレスト(興味)をみてみると、上から、南アフリカ、ナイジェリア、ガーナと並んでいます。
これらの国には、どんな特徴があるでしょうか。
たとえば、ナイジェリアは、いま治安が悪く、危険地域です。
なので、自国の通貨の将来に不安がある人が、資産を保全するために、ビットコインを買っていると言われています。
また、南アフリカでは、政府が、個人の財産を、没収するリスクがあると言われています。
そこで、資産を保全できる、ビットコインが買われます。
なんでビットコイン?
ここで、資産を保全するなら、「地金とか、貴金属でもいんじゃない?」と思うかもしれません。
しかし、地金や貴金属は、物理的に、他人から隠しきることが難しいものです。
どうしても、奪われるリスクはゼロにできません。
また、悪質な業者によって、偽物を掴まされるリスクもあります。
ビットコインは、資産を隠せる点や、秘密鍵さえあれば本物を確実に利用できる点が、好まれているようです。