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FXの為替レートは誰が決めているのか?の答え

FXには、店頭取引と、取引所FXとがあります。

店頭取引はFX業者

店頭取引は、FX業者と、みなさん(投資家)が直接取引します。

直接取引であるため、店頭FXでは、FX業者が自由に価格を設定しています。

すなわち、売値(Bid)と買値(Ask)を、それぞれのFX業者が自由に設定しています。

そして、スプレッドの差額は、そのままFX業者の利益になります。

例えば、ドル/円が「100.00-100.05」の場合、スプレッドは5銭です。

この5銭がFX業者の利益になります。

スプレッドが大きいと、安く売って、高く買うことになるので、スプレッドの小さい業者が投資家に好まれます。

取引所FXは世界が相手

取引所FXは、FX業者が仲介をする取引方法です。

実際の取引は取引所で行われます。

上記の店頭FXでは、FX業者が任意に価格を設定していますが、取引所FXでは、外国為替市場における世界有数の複数の金融機関から価格の提供を受け、その価格の中から最も安い売り価格(売値)と最も高い買い価格(買値)を抽出し、リアルタイムで提供しています。

これは、マーケットメイク制度と呼ばれ、投資家にとって一番有利な取引レートで取引できるというメリットがあります。

ただし、取引所は、FX業者から、かならず手数料を徴収しているため、投資家にも手数料がかかるため、トータルでは、店頭取引よりも、コストが高くなる傾向にあります。