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急性腎障害AKIと慢性腎臓病CKD

急性腎障害AKI

急激に腎機能が低下します(48時間以内)。

血清クレアチニン値が、0.3mg/dl以上上昇したり、1.5倍以上に上昇したりします。

または、尿量が0.5ml/kg/時 以下が6時間以上続きます。

慢性腎臓病CKD

各種検査で腎障害が明らかであること、特に、0.15g/gCr以上の蛋白尿(30mg/gCr以上のアルブミン尿)の存在と、GFRが60ml/min/1.73m2未満であることが重要です。

AKIとCKDの違い

進行速度

急性腎障害AKIは、時間・日単位で早く悪化します。

慢性腎臓病CKDは、年単位でゆっくり悪化します。

原因

急性腎障害AKIは、脱水、ショック、薬物、手術、急速進行性糸球体腎炎、急性間質性腎炎などが原因です。

一番多い原因は、敗血症といわれます。

慢性腎臓病CKDは、糖尿病性腎症、慢性糸球体腎炎、腎硬化症などが原因です。

治療方針

急性腎障害AKIは、腎機能の回復を目的に治療します。

慢性腎臓病CKDは、腎機能の悪化を防ぐ目的で治療します。