ご存知のように、仮想通貨の世界は、大口の投資家が支配しています。
大口投資家は、あらゆる手を使って、小口投資家の資金を巻き上げようとしています。
今回は、そんな大口の手口のひとつである、「ブルトラップ」と「ベアトラップ」の紹介です。
けっこう、チャートでよく出現します。
そのためには、まず、前提となる、ブレイクアウト戦略について説明します。
ブレイクアウト戦略
投資法のひとつに、ブレイクアウト戦略と呼ばれるものがあります。
これは、ヨコヨコなど、持ち合いの状態のあとで、サポートラインやレジスタンスラインを突破すること(ブレイクアウト)を利用して、利益を狙う手法です。
このブレイクアウトを狙う人は多いです。
しかし、大口は、それを見逃しません。
ブレイクアウトした瞬間に、反対売買をしかけてくるのです。
ブルトラップ
ブルトラップでは、上方へのブレイクアウトした後に、下落方向へ価格を反転させてきます。
小口投資家は、価格がさらに上昇すると予想していたのに、下落していくので、あわてて損切りします。
ブルトラップは、別名、「強気のワナ」と呼ばれています。
ベアトラップ
ベアトラップは、ブルトラップの逆です。
下にブレイクアウトしたところで、大口の仕掛けによって、価格が反転して上昇していきます。
この場合も、ブレイクアウトした後にショートをしかけた小口投資家は、あわてて損切りすることになります。
大口が演出する場合もある
ちなみに、大口が、自ら、見せかけのブレイクアウトを仕掛ける(演出する)ことも多いようです。
ブレイクアウトから切り返しまで、全てが大口の掌の上ということです。