山登りで成長ホルモンの分泌を促して若返り。
日本の国土の約3分の2は森林で、森林率は先進国の中でもフィンランド、スウェーデンに次いで第3 位です。
日本の豊富な森林は、山登りといった運動の機会や、風景を通じて精神的なリラックスをもたらしてくれます。
近年では「森林セラピー」「森林療法」という言葉が生まれるほど森林浴が勧められています。
森林療法については数多くの研究がなされています。
都市環境と比べて、森林的環境は活気を高め、緊張や不安、抑うつ、落ち込み、怒り、敵意、疲労などの感情を低下させることが明らかになっています。
そして、山登りは、このような精神的な面での効果以外にも、アンチエイジングの役に立つとも言われています。
その重要な鍵を握るのが、「成長ホルモン」です。
成長ホルモンは、体に老化と密接に関係しているホルモンの1つであり、成長ホルモンは、通称「若返りホルモン」と呼ばれています。
成長ホルモンは、新陳代謝をコ ントロールする作用や、疲労を回復させ、肉体を再生するなどの役割があります。
しかし、この成長ホルモンは、加齢とともに減少していくことが知られています。
成長ホルモンが不足すると、肌の老化や、骨量の減少などが引き起こされ、老化を促進すると言われています。
その成長ホルモンを増加させる方法として、適度な有酸素運動が有効と報告されています。
たとえば、適度な有酸素運動は、免疫力と抗酸化能力を高め、筋年齢の老化予防に効果があることが証明されています。
さらに、加齢に伴う生理機能の低下を遅らせたり、代謝性疾患の発症を抑制したりすることも証明されています。
現代では、有酸素運動する方法としては、ウォーキングが簡単で、ウォーキングでも成長ホルモンの分泌を高めることはできます。
しかし、リラックス効果が得られる点を考えると、山登りがオススメです。