頭部外傷による低ナトリウム血症

頭部外傷による低ナトリウム血症は、頭蓋底骨折にともなう視床下部・下垂体への直接損傷(衝撃を受けた側に起こる損傷)、頭蓋内圧亢進による損傷、剪断損傷(衝撃を受け、脳が回転することで起こる損傷)による下垂体の血管損傷が原因。

上 のような損傷を受けると、バソプレシンの分泌異常による抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)や、塩分の過剰排泄による中枢性塩類喪失症候群(CSWS)となる。

血中ナトリウム濃度が 136mEq/L 未満で診断され、130 〜 120mEq/L で軽度疲労感、120 〜 110mEq/L で錯乱や頭痛、悪心が出現する。

110mEq/L 以下でけいれんや昏睡を起こし、最悪死に至る。