数年前、こんなのが話題でした。
「“統計的に有意差なし”もうやめませんか」 Natureに科学者800人超が署名して投稿
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/1903/26/news112.html
調査した科学論文の約半数が、統計的有意性を誤用していたという話です。
「統計的に有意差がない=違いがない」は間違い
という事なのですが、
このような誤解を含む論文が多いというのは、はなかなかの問題で、科学への信頼の基盤を崩しかねない事象です。
差がないという仮説を否定できなかったわけですから、正確には、
有意差がない=差がないとは言えない
あるいは、
有意差がない=差があるというエビデンスが見つからなかった
となるのですね。